新しい資格の取得に向け勉強を始めるのはなかなか勇気がいりますよね。
実際私はこれまで簿記やTOEICといった様々な資格にチャレンジしてきましたが、こんな自分でも勉強したらちゃんと合格できるのだろうかと不安になっていました。
そんな時に効果的なのは合格したらどのようなメリットが得られるのか言語化して落とし込むことです。
こうすることで勉強をしている中で不安や辛さを感じても合格後の姿を鮮明にイメージすることが出来るので、勉強のモチベーションを継続することが出来ます。
今回は簿記2級を取得して得られる5つのメリットについて解説するので、これから勉強を始めるという方や、チャレンジするか迷っているという方は是非参考にしてみて下さいね。
- 新卒で大手事業会社の経理部に配属
- 知識ゼロから社会人1年目で簿記2級を取得し、現在は簿記1級を目指し独学中
- 30歳までに海外駐在員に選出されることを目標に日々精進しています
簿記2級を取得するメリット
会計原則を体系的に理解できる
簿記2級では3級までと違い工業簿記が出題範囲に含まれるほか、連結会計や税効果会計などの実務で活用する会計原則を幅広く勉強することが出来ます。
これらが出題範囲に含まれるために2級の難易度は格段に上がっているのですが、簿記2級の勉強を通して実務で必要とされる会計原則をインプットできるのは大きな魅力だと考えています。
特に私が勤めているような日系大企業の場合は連結会計や税効果会計の知識は必須になるので、簿記2級を取得していれば最低限の知識を有していると認識してもらえます。
経理マンとしての箔がつく
上記で説明した通り簿記2級を保有していると実務に必要とされる会計知識は最低限持っているとみなされます。
そのため実務で生じる様々な会計論点についての議論に混ぜてもらうことができ、結果として自己成長につながります。
つまり、簿記2級を保有すると経理マンとして箔をつけることができるので、周りからの信頼につながり様々な仕事に触れることができるのです。
また経理内部はもちろんですが、経理以外の営業部やほかの管理部門の人からの信頼を得ることができるので、経理マンにとって簿記2級はもはや免許証のようなものだと捉えておくのが良いかと思います。
転職時に評価されやすくなる
簿記2級の魅力の一つとして転職活動時に評価されるという事があります。
経理部は営業部やマーケティング部と違い仕事の成果を客観的な数値で測ることは難しい職種であるため、経理の転職において面接官がまず目にするのが職務経歴書等の保有資格欄になります。
無資格だと経理マンとしては頼りない印象ですが、簿記2級を保有していると一定レベルの会計知識は担保されているので、書類選考は通りやすくなります。
将来的には転職することも視野に入れている方は早めに簿記2級を取得しておくことをおすすめします。
さらなる難関資格へのステップになる
私は社会人1年目で簿記2級を取得した後に、ステップアップとして現在簿記1級の取得に向け日々勉強しています。
簿記1級は合格率10%程度の難関資格ですが、簿記2級で会計の基礎を勉強していたおかけでスムーズに学習に取り組めています。
ちなみに私が簿記1級へチャレンジする理由はこちらの記事に記載しておりますので、よかったらご覧ください。
必ずしも簿記2級を取得する必要はありませんが、簿記2級を取得することで会計専門職に必要とされる以下の資格にスムーズにステップアップすることが可能です。
- 日商簿記1級
- 税理士
- 公認会計士
- 米国公認会計士(USCPA)
簿記2級を取得した後は是非これらの資格へもチャレンジしてみて下さい。
ビジネスパーソンとしての自信につながる
最後に紹介する5つ目のメリットはビジネスパーソンとしての自信につながることです。
簿記2級は勉強したら誰でも合格できるような易しい試験ではないので、計画的に勉強していくことが求められます。
特に社会人の場合は働きながらの勉強になるので、勉強時間の確保やモチベーションの維持などが難しく感じることがあるかもしれません。
ですが、合格後は簿記2級に裏付けられた会計知識と最後までやり切ったという事が今後のビジネスパーソンとしての自信につながります。
実際、私も簿記2級を取得できたことでやっとホンモノの経理マンになれた気がして自信を持つことができ、仕事でもいい影響がたくさんありました。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
本記事では簿記2級を取得すると得られる以下の5つのメリットを解説しました。
- 会計原則を体系的に理解できる
- 経理マンとして箔がつく
- 転職時に評価されやすくなる
- さらなる難関資格へのステップになる
- ビジネスパーソンとしての自信につながる
簿記2級に興味がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。