知識ゼロから2か月で簿記2級に合格した妻に勉強方法を聞いてみた

簿記2級
  • 簿記2級を取得して就職・転職を有利に進めたい
  • 経理職として舐められないように簿記2級を取得したい
  • 財務諸表が読めるようになりたい
このように考えて簿記2級の取得を目指している方は多いのではないでしょうか?

しかし、参考書を眺めてもらったらわかる通り、簿記2級はこれまでの簿記3級とは違い一筋縄ではいかない資格です(だからこそ価値がある資格なのですが、)。

この記事ではこれまで簿記とは無縁の生活をしてきた私の妻が、わずか2か月の独学で簿記2級を取得した際の勉強方法や使用した参考書を紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。(※必死にインタビューしました。)

簿記2級は独学で合格できるのか?

「そもそも簿記2級は独学で合格することが可能なのか?」という疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?

結論、独学で合格することは可能です。
しかし、簿記3級と比べて試験の難易度は格段に上がるので、独学で合格を目指すにはそれなりに勉強時間が必要となります。

どれくらいの難易度なのか直近5回分の合格者データを見てみましょう。

多少ばらつきはありますが平均すると直近5回(ネット試験を除く)合格率は約21%となります。

簿記3級の平均合格率が約45%であることを考えると簿記2級は難易度の高い試験であることがわかります。

2か月の独学で合格した勉強方法

勉強スケジュール

まずは勉強スケジュールについてです。

簿記は試験前日に徹夜したら何とかなるような試験ではなく、毎日コツコツ仕訳を書いて、その意味を理解することで問題が解けるようになります。

妻の合格までの2か月間の平日と土日の勉強時間とスケジュールは以下の通りです。

勉強時間 勉強するタイミング
平日 3.5時間 通勤電車・仕事前後
土日・祝日 5時間 午前中

平日に3.5時間も勉強していたそうなのですが、これは通勤時間を有効活用できたからだと言っていました。意外とインプットするにはいい機会だそうです。

土日の午後はあえて簿記から離れることでリフレッシュができ、翌日をモチベーションの高い状態で迎えることができたのも良かったと言っていました。

平日に新分野の学習やこれまでの復習に時間を割き、土日には過去問や予想問題でがっつり問題演習をすることで知識の定着を図っていたそうです。

やはり簿記の資格を取得するにはいかに多くの問題演習ができるかで結果が左右されますね!

勉強方法

では、次にどのように勉強していたのかについて聞いてみました。
インプットとアウトプットに分けてご紹介します。

まずはインプットについてですが、完全独学で学習を進めていたため書店で購入した次に紹介する参考書をベースに行っていました。

インプット時に意識していたことは以下の2つだそうです。

  1. 覚えるのではなく理解する
  2. 試験で出題される形式を考える

上記を意識することで問題の本質を理解できるのでより忘れにくくなります、この考え方は簿記だけでなくすべての資格試験に通じますね。

次にアウトプットについてですが、簿記学習において大切になるのはインプットよりもアウトプットだという考えは私と同じようで、学習した内容はすぐに問題を解いてアウトプットしていたようです。

問題演習の際に当初は答案用紙の精算表などは毎回印刷して問題を解いていましたが、Ipadを購入し答案用紙をスキャンして問題演習をおこなっていました。印刷する手間がなくなるだけでかなりストレスは減ったようです(笑)。

I padはビジネスシーンにはもちろんのこと簿記などの勉強にも使用できるのでいいですね。

実際に問題演習をしている画面を見せてもらいました↓

(写真)

ちなみにアウトプットは以下の流れで行っていたようです。

  1. 各章のインプットが終わると、その章に関する問題を解く
  2. 参考書一冊終わるまで①を続ける
  3. 一冊終われば、その参考書の問題演習のみを最初から行う
  4. ③で間違えた問題をもう一度解きなおし
この方法は現在簿記1級を勉強中の私も活用させてもらっていますが、かなり有効です。

何度も同じ問題を解くため知識の定着が早く感じました。ぜひお試しください!

簿記2級の学習で使用した参考書と過去問

それでは最後に妻が使用していた参考書と過去問をご紹介します。

参考書

書店に行くといろいろと簿記の参考書が販売されていますが、こちらの「スッキリわかる」シリーズが良かったそうです。

難しい2級の内容を難しい言葉を使わず、且つキャラクターや図解でわかりやすく解説してくれるおかげで抵抗感なく学習できました。

実際、私もこちらの参考書を使用して簿記2級に合格しました。(※現在独学中の簿記1級でもお世話になっております)

○商業簿記↓

 ○工業簿記↓

過去問

過去問は正直どこの問題でも大差はないかと思いますが、TACの過去問集を購入しました。

解説がかなり丁寧に記載されているので、間違えた問題をしっかりと理解することができます。
独学者にはかなりおすすめの過去問です。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回紹介したのはあくまで妻の一例であり、必ずしもあなたの勉強法の最適解ではないかもしれません。もし、どんな勉強法で独学したらよいのかわからないという方は参考にしてみて下さい。

簿記2級は就職や転職はもちろんのこと、経理実務でも役に立つことばかりです。

勉強するのはしんどいですが、その努力が報われる時がかならず来ます!これからも一緒に頑張っていきましょう!