三菱サラリーマンに学ぶFIREを達成するうえで大切なこと

株式投資

 

本日は日本のFIREムーブメントの火付け役となった、三菱サラリーマンさんが出版された本を読んで個人的に重要だと感じた点について記載していきます。

本著はFIREを目指す人はもちろんのこと、家計管理や資産運用に興味のある方にとっても非常に有益であると感じました。
不自由を感じることなく節約をしたい方や高配当銘柄への投資に興味がある人はぜひ実際に購入して本著の内容を余すことなく知っていただければと思います。

 

FIREへの第一歩は「支出の最適化」である

 

FIREを目指すうえで最も重要でかつ、誰でも簡単に取り組めることは「節約」です。
三菱サラリーマンさんは「節約」という表現はケチ臭いイメージがあるという理由で、「支出の最適化」という表現を用いています。

「節約」と「支出の最適化」の違いは、ただ闇雲に生活費を切り詰めるのではなく、自分にとって不要な出費は削るが、本当に必要なものについてはお金をかける点です。

本書では三菱サラリーマンさんが「支出の最適化」を実践するために編み出した15の方法が紹介されています。

例えば、コンビニで飲料を購入するのではなく水筒を持参するなどオーソドックスなものから、階段があれば運動不足は解消できることから「階段は資源」といった名言も残しています。
支出の最適化にはいろいろな方法があることを学ぶことができると共に三菱サラリーマンさんの執念を感じました。

ちなみに私は本書を読んでからは会社の中では常に階段を使うようになりました(笑)。

 

収入の8割を株式投資にまわす

 

三菱サラリーマンさんは年収が約1,000万円を超えるエリートサラリーマンであるにも関わらず年間支出は支出の最適化により200万円~250万円だそうです。
そして、余剰資金である収入の約8割は給与が振り込まれる都度せっせと株式を買い付けていました。

彼が30歳にしてFIREを達成できたのはこの”支出の最適化”と”株式投資”を徹底的に行ったためだと思います。
収入が1,000万円近くあれば少しは贅沢したくなるものですが、FIREを達成して自由な時間を生きるという本来の目的を一時も忘れることなく社会人になってからの約7年半も継続するのはとてもすごいことです。
実際、私もFIREを目指しているのでそのすごさを改めて実感しています・・・

では、三菱サラリーマンさんはどのような銘柄をせっせと積み上げていたのかについてご紹介します。

 

投資先は日米の高配当・連続増配銘柄

 

三菱サラリーマンさんが収入の8割で購入していたのは主に米国の高配当や連続増配銘柄でした。

ちなみに高配当銘柄というのは配当利回りが高い銘柄で、東証一部上場の平均配当利回りが約2%なので、配当利回り3%を超えると高配当銘柄といわれます。
また、連続増配銘柄というのは毎年一株当たり配当金の額を増額している株主還元に積極的な銘柄です。

これらの銘柄に7年半せっせと投資し続けFIREを達成したのです。

では、具体的にはどのような銘柄に投資していたのかというと本書では以下の銘柄が紹介されています。

  • アルトリア(米国)
  • アッヴィ(米国)
  • ジョンソンエンドジョンソン(米国)
  • P&G(米国)
  • VYM,HDV,SPYDなどの高配当ETF(米国)
一部日本の高配当銘柄を購入していたみたいですが、株主還元の意識が強い米国銘柄への魅力を感じていたため米国の高配当銘柄がメインになっているようです。

ちなみに米国の高配当銘柄はネット証券最大手のSBI証券で口座開設することで誰でも簡単に購入することができます。
まだ口座開設していない方はこの機会にぜひ!

 

下落相場でも一喜一憂しない

 

FIREを達成するうえで最も難しいと感じるのは、投資した株が下落しているの中でも狼狽売りせずひたすら株を持ち続けることです。
相場が下落しているときは多くの人が「このままもっと下落するのではないか?」と思い底値で売却してしまいます。

FIREは基本的に2,3年で達成できるものではなく、10年以上かけて目指すものです。

そのため、FIREの過程で多くの人が相場の下落を経験すると思います。
そこで狼狽売りしてこれまで積み上げたものを一瞬で手放してしまうのか、それとも下落相場をぐっと我慢してFIREにたどり着くことができるかがFIRE達成の分かれ道だと思います。

三菱サラリーマンさんはこのような下落相場で少しでも安心して株を持ち続けるために高配当や連続増配銘柄をメインに投資していたのです。
高配当や連続増配銘柄は配当金があるため、ある程度のキャッシュフローを読みやすい点や配当金が株価下落のストッパーとなることがあり大幅な下落はしにくいという特徴があります。

このように少しでも安心して長く市場に残りたいと考えている方は高配当・連続増配銘柄への投資も検討してもいいかもしれませんね。

 

まとめ

 

本日は三菱サラリーマンさん著の「本気でFIREを目指す人のために資産形成入門」を読んで個人的に重要だと感じたことを記載しました。

本書はFIREを目指す人だけでなく投資に興味がある方や家計管理に興味がある方も楽しく読める本だと思います。

 

では、ばい!