これまでつみたてNISAやiDeCoでインデックスメインの投資をしてきたけど、これからは個別株投資にも挑戦したいと思っている方は多いのではないでしょうか?
私も株式投資の入り口はつみたてNISAでしたが、それをきっかけに個別株デビューしました。そして現在はコアサテライト戦略という資産形成の方法を採用しており、コアでS&P500に連動するインデックス投信への投資、サテライトで大型優良ハイテク銘柄への集中投資を行っています。
このように個別株の投資を自信をもって行うには投資先の貸借対照表(BS)や損益計算書(PL)などの財務諸表を読む力が必要になります。
そこで本記事では、これから財務諸表分析を学びたいという方におすすめの財務諸表分析の入門~中級の書籍をご紹介します。今回紹介する5冊をしっかり理解できればかなりの知識をつけることができます。
財務諸表分析の基礎が学べるおすすめ書籍5冊
それでは早速ですが財務諸表分析の基礎を学ぶことができる書籍を5冊厳選してご紹介します。記載されている内容が易しい順にご紹介するので初学者の方は初めの3冊くらいを読んでみることをお勧めします。
いちばんやさしい会計の教本
企業の財務諸表を読むためには貸借対照表(BS)/損益計算書(PL)/キャッシュフロー計算書(CF)の構成を最低限理解しておく必要があります。
本書では上記の財務3表の構成をゼロからわかりやすく説明してくれるので初学者の方におすすめの本です。私も新卒で経理部に配属されたときに本書で財務3表の構成について勉強しました。
また、株式投資でよくでてくるPERやPBRといった指標についても解説されているので、本書を読むことで新聞やニュースで耳にする用語もある程度は理解できるようになると思います。
財務3表一体理解法
先ほどの「いちばんやさしい会計の教本」と並んで初学者におすすめしたい本です。本書はBS/PL/CFの構成からつながりをメインに解説しています。
個々の決算書の内容はある程度分かるけど、財務3表がそれぞれどのようにつながっているのかわからないという方はぜひ本書を手に取ってみてください。それぞれのつながりがストーリー形式で解説されているのですっと頭に入ってきます。
決算書はここだけ読もう2022年版
財務3表の構成やつながりをある程度理解したら、次は決算書のどのようなところに目をつけて読めばいいのかを理解します。
本書では財務3表の基本的なことはもちろん、企業の流動比率や自己資本比率を見て企業分析を行う方法など株式投資を行う際には必ず必要となる指標についても詳細に解説してくれています。
そして最終章ではトヨタやニトリなどの日本を代表する企業の直近の決算書を用いて実際に財務諸表分析を行う例も掲載されているので、企業の分析方法がいまいちイメージができないという人はぜひ手に取ってみてください。
ファンダメンタル投資の教科書
本書はその名の通り株を購入するなら最低限は知っておきたいファンダメンタル分析を主とした本です。ファンダメンタル分析とは簡単に言うと企業の財務諸表を分析して、今後その企業が伸びていくのかどうかを判断する作業のことを言います。
個人投資家の中で本書を持っていない人はいないほど圧倒的支持があります。内容についてはROEやROAといった各種指標に関してはもちろんのこと、株の買い時についても言及されています。
株式投資を始めるには必読の入門書になるので、ぜひチェックしてみてください。
バフェットの財務諸表を読む力
最後に紹介するのは世界一の投資家であるウォーレン・バフェットがどのような点に着目して株式投資を行っているのかを解説している本です。
本書は中級者向けになるので、先述した本である程度会計や財務諸表分析の知識を得てから購入することをおすすめします。
様々な指標を駆使して分析する手法から企業の根源的な競争力に着目するなど、バフェットらしい企業分析を学んで、ぜひ実際の株式投資に活かしてみてください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回紹介した5冊をしっかり理解したら財務分析に必要な知識はほとんど手に入るかと思います。
これからも一緒に資産形成頑張りましょう!