【なぜ】経理歴3年目の私が日商簿記1級の取得を目指す理由

簿記1級

 

ケビン
こんにちは、当ブログを運営しているケビンです。今回は私が日商簿記1級の取得を目指す理由についてお話したいと思います。この記事がこれから勉強を始めようという方の参考になれば幸いです。
ケビンのキャリア
  • 新卒で日系大手事業会社の経理部に配属された3年目会社員(2022年現在)
  • 将来的は海外駐在員として子会社のCFOや転職してベンチャー企業のCFOになることが目標
  • 経理歴3年目にして改めて経理の魅力を再認識し、当ブログで発信を開始

それでは、早速私が日商簿記1級の取得を志す理由について説明いたします。
最後までご覧いただければ幸いです。

 

私が日商簿記1級の取得を目指す理由

私が日商簿記試験における最上位である1級を目指すのには大きく3つの理由があります。

日商簿記1級を目指す理由
  1. 日々の業務に直結して役に立つから
  2. 経理マンとして拍をつけたいから
  3. キャリアの選択肢を増やしたいから
ケビン
では、上記の3つの理由の詳細を解説していきますね。

 

日々の業務に直結して役に立つから

日商簿記1級を目指す最大の理由は「日々の業務の役に立つから」です。

私は日系大手の事業会社に勤務しているのですが、決算期には有価証券の減損や税効果会計、連結決算などの難解な論点が数多く発生します。

これらの論点に苦手意識なく対応するには体系的に学習する必要があると感じました。

社会人1年目や2年目までは日商簿記2級までの知識でなんとか乗り切ってきましたが、3年目になり後輩に教える立場になったときに、各論点の本質を理解できていない自分に気づきました。

そこで時間はかかるかもしれないが、各論点を体系的に学習して本質を理解したいと思うようになり、日商簿記1級の学習を始めました。

日商簿記1級の学習を始めてからは上記の難解な論点や、日々営業マンから寄せられるビジネス上で発生する会計論点の対応などにスムーズに対応することができるようになったと実感しています。

なぜなら、日商簿記1級は私が勤めているような大会社で発生する会計論点を想定して構成されているからです。日々の業務の役に立たないわけがないですよね。

このように日々の業務の役に立つことがわかっているのでモチベーション高く勉強に取り組めています。

 

経理マンとして箔をつけたいから

「資格はただの飾りにしか過ぎない」という考えの方もいますが、経理職において”日商簿記1級”はかなり権威のあるものだと思います。

実際転職サイトを覗いてみても応募条件として”日商簿記1級以上”などの様に保有資格を条件に求人を出している企業も多いです(もちろん仕事の成果も見ているのでしょうが)。

つまり経理マンとしてのスキルを測る際に最も効率的で信頼できるのが保有資格だと思うのです。

そこで簿記最上位である日商簿記1級を保有していれば経理マンとして箔がつくことは間違いないでしょう。

また、これは私が実際に体験したことなのですが、経理部に配属されて上司や担当している営業部の偉い方に挨拶に行く際に必ず聞かれたのが「簿記はもっているの?」です。

これから一緒に仕事をしていく仲間(経理マン)を最初に見定める際に保有資格を確認しているのだと思います。

これから経理を目指したいという方は必ずこの質問が来ると思うので、その際にドヤ顔で「日商簿記1級を持っています」と言えたら素晴らしいですね!

 

キャリアの選択肢を増やしたいから

これは個人的な見解ですが、経理職として誰もが唸るような実績をつけることは難しいと思っています。

営業職やマーケティング職であれば自分の実績を数値として客観的に証明することができますが、経理職の場合はそれができるのはタックスプランニングによる税コストの削減や業務効率化による工数削減などに限られると思います。

そのため、いざ転職してキャリアアップしたいと考えても客観的なデータを示して自分の実績を語ることは難しいでしょう(特に若手の経理職は)。

そんな時に絶大な効果を発揮してくれるのが保有資格だと思います。

特に経理の場合は前述したように保有資格でその人の実力値を見定めることも多々ありますので、日商簿記1級を保有していれば、ある意味客観的な情報として評価されます。

具体的には以下に挙げるような点を客観的な情報として評価してもらえると思います。

  • 簿記1級合格レベルの会計知識を有している
  • 難解な試験を突破できる忍耐力がある
  • 経理職として向上心があり、日々自己研鑽を行っている

私と同じように経理職を極めて企業のCFOまで登りつめたいという方は日商簿記1級はキャリアの選択肢を増やしてくれる有用な手段だと思います。

 

日商簿記1級の勉強に挫折しそうになったら

ケビン
そうはいっても日商簿記1級は範囲がかなり広くて挫折しそうになることもありますよね。ここからは私が挫折しないように実践していることを解説しますね!

私が日商簿記1級の取得を目指し始めたのが2022年4月です。

なので、現時点で約6か月の間勉強を進めてきました。
時には難しすぎて挫折しそうになることもありましたが、以下のことを実践して何とか乗り切ってきました。

挫折しないために実践していること
  1. 日商簿記1級を取得した後の世界を考える
  2. 一緒に勉強を頑張る仲間を見つける(オンライン可)
  3. 一旦簿記学習から離れるのもあり

 

日商簿記1級を取得した後の世界を考える

簿記学習のモチベーションを一番高めてくれるのは”資格を取得した後の世界を考えること”だと思っています。

私の場合は日商簿記1級を取得したらやりたいことを紙に書きだしてニヤニヤしながらモチベーションを高めています。

ケビン
ちなみに私は以下のようなことを考えてモチベーションを上げています。
  • 日商簿記1級を取得したことを同僚や上司にドヤ顔で報告する
  • 海外駐在員への切符を手にする
  • いつでも転職できる状態になり、会社に依存しない働き方を実践する

こんな感じで何でもいいので日商簿記1級を取得したら実現したいことを想像してモチベーションを上げてみてください!

 

一緒に勉強を頑張る仲間を見つける

大学受験で実感しましたが勉強において重要なのは一緒に勉強を頑張る仲間(ライバル)の存在です。

しかし、社会人受験生にとって同じ資格の取得を目指している仲間を見つけるのは容易ではありません。
まして日商簿記1級レベルになると難易度が高いので、なおさら同じ志の仲間を見つけるのは難しいでしょう。

そのため私が実践しているのはオンライン上で同じ志を持つ仲間を見つけて、日々情報共有や勉強の進捗度を報告するです。

具体的にはTwitterを活用して簿記受験生と互いにモチベーションを上げています。
勉強をサボってしまった日にTwitterを開くと、ほかの受験生は必死に勉強しているという事がわかり自分に喝を入れることも多々あります(笑)。

Twitterアカウントを作成した際は是非私のこともフォローしてくださいね(笑)。

 

一旦簿記学習から離れるのもあり

とはいっても日々の業務が忙しかったり、問題が難しすぎてやる気が起きないという期間もあると思います。

そんな時はいっそのこと少しの間だけ簿記学習を離れるのも一つの手段だと思います。

一旦離れることでなぜ簿記の学習を始めた理由や簿記学習自体の楽しさを再認識できるきっかけになることもあります。

実際私は簿記2級を学習している時に一度挫折したのですが、その際に2週間ほど勉強から離れてみて簿記を勉強しない毎日が退屈だなと感じました。
そこで改めて自分は簿記学習が好きなのかもしれないと思い再開できました。

結果として現在の経理マンとしてキャリアを歩むきっかけにもなっているので、挫折しそうな辛い時期に直面したら内省する時間を設けてみることをおすすめします。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

本記事では私が日商簿記1級の取得を目指している理由と挫折しそうになった時の対処法について解説しました。

日商簿記1級は平均合格率が約10%となっており、難関資格の一つであると言えます。

そのため合格までの道のりは決して易しくはないですが、合格を目指し勉強する過程と合格した結果手に入る資格は一生ものの財産になることは間違いないので、ぜひ一緒に頑張りましょう!